オオカミの丘

幻の白いオオカミ「ホッキョクオオカミ」をはじめ、北アメリカに暮らす動物達の住んでいる自然が広がる世界を再現しています。

【ここで会える動物たち】

わんにゃんリビング

様々な種類の小型犬と猫たちが仲良く暮らす、ふれあいエリアです。
ここでは季節ごとに工夫を凝らした
装飾を施した室内や、小型犬のコスプレも見られることもあります。

【ここで会える動物たち】

熱帯の森

約15種類の熱帯に生息する植物と動物達と共に、
熱帯に暮らす動物達の環境を再現した、屋内施設です。
ここでは動物たちが放飼されており、
間近で動物たちの息吹と鼓動を体験できます。
また、ガラス展示もあり、魚が泳ぐ様子や爬虫類・動物が
生活する様子を観察できます。

【ここで会える動物たち】

ビーバークリーク

ビーバーたちの住む河川や湖などを再現した施設では、
枝をかじり毛づくろいする姿や、ガラス越しには泳ぐビーバーたちを
観察することができます。

【ここで会える動物たち】

オッタークリーク

ユーラシアカワウソが悠々泳ぐ小川を再現した施設です。
展示場は2面から見られ、潜水も得意のカワウソの洞窟内を泳ぐ姿を
ガラス越しに観察することもできます。

【ここで会える動物たち】

ウェットランド

一歩踏み出すと、熱帯の湿地(ウェットランド)に暮らす
動物達の楽園が目の前に広がります。 普通ではみられない動物のおなか側が見られるガラス展示などもあり、
歩きながら動物達を間近で観察でき、
野生の息づかいを感じる事ができます。

【ここで会える動物たち】

※コツメカワウソの親子新展示場整備はクラウドファンディングへのご支援により実現したものです。皆さまのたくさんのご支援・ご声援、誠にありがとうございます。

ペンギンビレッジ

ペンギンやアザラシを間近に観察。 フンボルトペンギンやケープペンギン、ジェンツーペンギンだけでなく、
アザラシとオットセイを間近に観察できます。また、国内の動物園で唯一、
那須どうぶつ王国だけでしか見る事が出来ない「癒しの鳥・パフィン」も。

【ここで会える動物たち】

給餌体験はこちら▶︎

保全の森

絶滅に瀕している動物や希少種の
飼育展示を行い、普及啓発や保全を
するための取り組みをしています。

【ここで会える動物たち】

ふれあいドッグパーク

フレンドリーな大型犬とのふれあいエリアです。 また、一緒にお散歩のできるレンタル犬も行っています。

【ここで会える動物たち】

レンタル犬体験はこちら▶︎

カピバラの森

カピバラやマーラがのんびりと
自由気ままに暮らすエリアです。 カピバラを間近に観察することができ、
給餌体験もできます。
冬には温泉につかる様子も
ご覧いただけます。

【ここで会える動物たち】

給餌体験はこちら▶︎

ニホンカモシカ

ニホンカモシカが好んで生息する岩場や
急傾斜の斜面のある森林を再現したエリアです。 ※ニホンカモシカは国の特別天然記念物に指定されている日本固有種で、
その中でも、四国に生息する個体群は遺伝的に
隔離された地域個体群として貴重な存在です。
王国では、種の保存のため今後は、
四国産のニホンカモシカの繁殖に取り組みます。

【ここで会える動物たち】

アジアの森

アジアの森は、擬木、滝、擬岩等
景観造形を交え再現し、
できる限り人と動物との障壁をなくした屋内施設です。

【ここで会える動物たち】

マヌル・アマルハン

岩場が生息地であるマヌルネコ本来の動きが 見えるような構造になっており、野生のネコであるマヌルネコが のびのびと暮らす姿を見ることができます。

【ここで会える動物たち】

※当展示場はクラウドファンディングへのご支援により実現したものです。皆さまのたくさんのご支援・ご声援、誠にありがとうございます。

シベリアン テリトリー

アムールトラの生息地であるシベリアのように、針葉樹が生え水の流れる環境を再現しました。トラの中でも最大種であるアムールトラの迫力を体感することができます。

【ここで会える動物たち】

※当展示場はクラウドファンディングへのご支援により実現したものです。皆さまのたくさんのご支援・ご声援、誠にありがとうございます。

サーバル展示場

【ここで会える動物たち】

リスの森

【ここで会える動物たち】

ケア繁殖施設

【ここで会える動物たち】

動物種 ホッキョクオオカミ
和 名 ホッキョクオオカミ
英 名 Arctic wolf
学 名 Canis lupus arctos
分 類 哺乳網 食肉目 イヌ科
体 長 80cm〜120cm
体 重 40㎏〜70㎏
食 性 ジャコウウシ・アザラシ・ホッキョクウサギなど
生息地 アラスカ・カナダ北部・グリーンランドなど北極圏

北アメリカの北極圏に生息している。体は引き締まっていて背が高い。寒さのなかでも体温を保てるように、鼻口部が短く、耳も小さい。20頭ほどの群れで生活し、狩りや子育ても群れで行う。吠えたり遠吠えをすることで、お互いにコミュニケーションをとる。

動物種 オグロプレーリードッグ
和 名 オグロプレーリードッグ
英 名 Cyomys ludovicianus
学 名 Black-tajled prarie dog
分 類 哺乳網 齧歯目 リス科
体 長 約30cm
体 重 700g〜1400g
食 性 種子・芽・樹皮・昆虫・木の実など
生息地 北アメリカ中央部

尾の先が黒いことから「オグロ」の名前がつく。タカなどの天敵が近づくと「キャンキャン」と犬のような鳴き声を発することからプレーリードッグ(草原の犬)とその名がついた。地中深くに複雑な巣穴を掘り、家族単位の群れで暮らす。

動物種 シマスカンク
和 名 シマスカンク
英 名 Striped skunk
学 名 Mephitis mephitis
分 類 哺乳網 食肉目 スカンク科
体 長 25cm〜40cm
体 重 1.5㎏〜3㎏
食 性 昆虫・果実・小型の哺乳類など
生息地 北アメリカ

頭頂から尾にかけて背に白い縦じまがある。敵に襲われると肛門にある臭腺から強いにおいのする液体をだす。その匂いは風に乗って半径1km先まで届くと言われている。液体が目に入ると、一時的に見えなくなる場合もある。

動物種 アメリカビーバー
和 名 アメリカビーバー
英 名 American Beaver
学 名 Castor canadensis
分 類 齧歯目 ビーバー科
体 長 70cm〜90cm
体 重 11kg〜35kg
食 性 枝葉・樹皮など
生息地 北アメリカ

齧歯目の中ではカピバラに次いで2番目に大きい種。歯で木を切り倒し川をせき止め巣となるダムを作る。このダムは川の流れを変えてしまうこともあり、壊されると補修され何世代にも受け継がれる。入り口は水中にあり、敵が侵入しずらくなっている。

動物種 フタユビナマケモノ
和 名 フタユビナマケモノ
英 名 Linnaeys Two-toed Sloth
学 名 Choloepus didactylus
分 類 哺乳網 有毛目 フタユビナマケモノ科
体 長 45cm〜80cm
体 重 4㎏〜9㎏
食 性 木の葉・木の実・果物など
生息地 南アメリカ北部

食事や睡眠、出産など生活のほとんどを樹上で行うが、週に1回程度木から降り地上で排泄をする。ゆっくりとした動きが名前の由来で1日に15〜18時間ほど眠る。前肢の指が2本であることからフタユビナマケモノと言われ、日本の動物園で見ることができるナマケモノはこのフタユビナマケモノのみ。

動物種 オーストラリアガマグチヨタカ
和 名 オーストラリアガマグチヨタカ
英 名 Tawny Frogmouth
学 名 Podargus strigoides
分 類 鳥網 ヨタカ目 ガマグチヨタカ科
体 長 35cm〜50cm
体 重 400g〜600g
食 性 昆虫・小型の爬虫類や哺乳類
生息地 オーストラリア・タスマニア・ニューギニア島

フクロウに似ているがフクロウの仲間ではなくヨタカの1種。脅威を感じると目をほぼ閉じ、嘴を上方に向け、直立した姿勢で動かなくなり木の枝に擬態する。体が木肌を模しており擬態して隠れ、近づく昆虫などを捕食する。

動物種 ムジエボシドリ
和 名 ムジエボシドリ
英 名 Guinea Turaco
学 名 Tauraco persa
分 類 鳥網 エボシドリ目 エボシドリ科
体 長 40cm〜50cm
体 重 約300g
食 性 果実・花・木の芽
生息地 アフリカ西部

頭の飾り羽が烏帽子(えぼし)のように見えることから名前が付けられている。冠羽から背中にかけて鮮やかな緑色、背中から尾羽にかけて美しい紫色をしている。目の周りを囲む皮膚は鮮やかなオレンジ色である。木の枝で樹上に巣を作り、抱卵はオスメス共同で行う。

動物種 ビルマニシキヘビ
和 名 ビルマニシキヘビ
英 名 Burmese Python
学 名 Python bivittatus
分 類 爬虫綱 有鱗目 ニシキヘビ科
体 長 約4m
体 重 20kg〜40㎏
食 性 爬虫類・鳥類・哺乳類
生息地 東南アジア(カンボジア・ミャンマー・インドネシアなど)

体の網目模様は生息地では保護色の役目を果している。泳ぎが得意で潜水能力にも優れ、30分ほど水中で過ごすこともできる。樹上にもよく登るが、大きい個体は地上で過ごすことが多くなる。

動物種 タイハクオウム
和 名 タイハクオウム
英 名 White Cockatoo
学 名 Cacatua alba
分 類 鳥網 オウム目 オウム科
体 長 45cm〜55cm
体 重 450g〜650g
食 性 果実や種子など
生息地 インドネシア

標高600m以下の森林に生息する。太白(タイハク)の名前の通り純白の羽色とずんぐりとした体型が特徴。風切羽と尾羽の裏側がかすかに黄色い。冠羽はオウム科の中でも特に大きい。開発による生息地の破壊、ペット用の乱獲により生息数は減少している。

動物種 オウギバト
和 名 オウギバト
英 名 Victoria Crowned Pigeon
学 名 Goura victoria
分 類 鳥網 ハト目 ハト科
体 長 約70cm
体 重 約2.5kg
食 性 植物の種・果
生息地 インドネシア・パプアニューギニア

低地の熱帯雨林や湿地帯に生息し、小さな群れを作る。外敵が近づくと木の上へ逃げるが、飛ぶ力は弱く長距離は飛べない。繁殖期には樹上に枯れ枝を集めた皿状の巣を作り、雌雄で子育てを行う。ハト類では最も大きな種。

動物種 エジプトルーセットオオコウモリ
和 名 エジプトルーセットオオコウモリ
英 名 Egyptian Rousette
学 名 Rousettus aegyotiacus
分 類 哺乳網 翼手目 オオウコウモリ科
体 長 12cm〜19cm
体 重 80g〜170g
食 性 果物・花・木の蜜など
生息地 アフリカ・アラビア半島

オオコウモリの中では小さく、翼を広げた時で40cm~60cm。森林地帯やサバンナに生息する。別名フルーツコウモリとも言われ、アンズ、イチチジク、バナナ、モモ、リンゴなど果実を主に食べる。オオコウモリの仲間では唯一超音波を出し、エコロケーションを行う。

動物種 ミナミコアリクイ
和 名 ミナミコアリクイ
英 名 Southern Tamandua
学 名 Tamandua tetradactyla
分 類 哺乳網 有毛目 オオアリクイ科
体 長 50cm〜90cm
体 重 3.5㎏〜8.5㎏
食 性 シロアリなど小型の昆虫
生息地 ミナミアメリカ北部

半樹上性で長くて丈夫な尾を使って木登りをする。前脚にある大きな鉤爪はアリ塚を壊したり、木登りをする際に使う。口は少ししか開けることができず、アリや蜂などの昆虫を普段は単独で生活し、主に夜行性であるが昼間も活動することがある。普段は単独で生活し、主に夜行性であるが昼間も活動することがある。

動物種 アカアシガメ
和 名 アカアシガメ
英 名 Red-foot Tortoise
学 名 Geochelone carbonaria
分 類 爬虫綱 カメ目 リグガメ科
体 長 最大甲長 50cm
体 重 約1kg〜10kg
食 性 果物・草・昆虫など
生息地 南米北部~ブラジル・アルゼンチン北部

熱帯ジャングルとその周辺に生息していて湿度の高い環境を好む。 四肢のウロコが赤く大きさは様々。若いうちは甲羅が丸く、縁甲がギザギザしているが。オスは成長とともに甲羅が盛り上がり、両脇がくびれてくる。

動物種 コモンマーモセット
和 名 コモンマーモセット
英 名 Common Marmoset
学 名 Callithrix jacchus
分 類 哺乳網 サル目(霊長目) オマキザル科
体 長 25cm〜30cm
体 重 200g〜500g
食 性 雑食性 昆虫・果実・樹液など
生息地 ブラジル東部

熱帯雨林、川辺の林など樹上で5〜40頭前後の群れを作る。「チッチッチ」と小鳥のような甲高い声を鳴き声を発しコミュニケーションをとる。子育ては主に父親が担当し、授乳時に母親に渡す。

動物種 アメリカビーバー
和 名 アメリカビーバー
英 名 American beaver
学 名 Castor canadensis
分 類 齧歯目 ビーバー科
体 長 70cm〜90cm
体 重 11㎏〜35㎏
食 性 枝葉・樹皮など
生息地 北アメリカ

齧歯目ではカピバラに次ぐ大きな種、半水生で後肢には水かきがありオールの役割をしてうろこ状の平らな尾を持ち泳ぐ事に適している形状をしている。大きな前歯で木をかじり倒し、ダムを造りそこに枯れ木や枝を集めロッジと呼ばれる巣を作る。主に夜行性の動物で、夕方から活動し、樹皮や木の枝、葉、根などを食べる。アメリカビーバーは肉や毛皮を目的とした乱獲により、かつては著しく生息数を減らし絶滅が危惧されたが、保護政策などもあり、現在では生息数を回復している。

動物種 ユーラシアカワウソ
和 名 ユーラシアカワウソ
英 名 Eurasian Otter
学 名 Lutra lutra
分 類 食肉目イタチ科
体 長 65cm〜82cm
体 重 4㎏〜11㎏
食 性 魚、甲殻類、カエル
生息地 川や湖の淡水域や条件のあう海水域

川辺に生息する動物で、手足の指の間には水かきがあり身体が平べったい形をしているので水の抵抗を受けにくく泳ぎに適した体をしている。単独から数頭の群れで生活をしており、夜行性で日中は岩穴に隠れて休んでいることが多い。かつて良質な毛皮を狙った狩猟によって生息数が激減し、近年でも川の汚染や護岸工事などの環境破壊によって生息数が減少している。

動物種 ジャガー
和 名 ジャガー
英 名 Jaguar
学 名 Panthera onca
分 類 食肉目 ネコ科
体 長 120cm〜180cm
体 重 60kg〜130kg
食 性 バクやサルなどの哺乳類、魚、カイマンなどの 爬虫類まで
生息地 主に森林の水辺や沼地など

ジャガーは昼夜共に活動するが、主として夜行性で、夕暮れや明け方近くには特に活発に活動する。繁殖期以外は単独で生活していて、獲物はアグーチやカピバラなどのげっ歯類や、ペッカリーやバク、シカなどの有蹄類、更にアライグマやナマケモノ、アルマジロ、サル類といったものも捕らえる。泳ぎも巧みで、水に入ることを厭わず、川で魚を取ったり、カメやカイマンなども捕らえ、何でも食べる。身軽で、木登りもうまい。ジャガーはトラやライオンのように獲物の首を噛んだりするよりも、カピバラやペッカリーなどに対しては、前足ではたき倒して捕らえる。この前足での攻撃は強力で、一撃で相手を倒すといわれている。ジャガーは顎の力も強く、カイマンの頭を噛み砕くほどでの力をもっている。

動物種 アカカワイノシシ
和 名 アカカワイノシシ
英 名 Red river hog
学 名 Potamochoerus porcus
分 類 偶蹄目 イノシシ科
体 長 100cm〜150cm
体 重 45kg〜120kg
食 性 雑食性で、木の根や水草などの植物性 昆虫やミミズなど
生息地 森林やヤブ地、サバンナなど

体色は名前の通り赤茶色や赤褐色しており、耳の長い房毛と背中の正中線の白いラインが特徴。主に熱帯雨林や隣接するヤブ地などに生息しているが、乾燥林やサバンナなどにも姿を見せる。 河川や湖沼、湿地の近くなどを好むが、人の住む村の近くにも生息している。雌雄共に単独で生活しているものも見られるが、ほとんどは数頭から10頭までの群れをつくって生活している。この群れは、1頭の雄と複数の雌、またその子どもから構成されている。時に30~60頭、稀に100頭を超える群れをつくることもあるが、群れの大きさは、生息環境や食糧事情などによって変化する。行動範囲などは詳しく分かっていないが、中央アフリカ共和国やコンゴ共和国では、1日に熱帯雨林の中を2〜4kmほど移動すると言われている。

動物種 コツメカワウソ
和 名 コツメカワウソ
英 名 Oriental Small-clawed Otter
学 名 Aonyx cinereus
分 類 食肉目 イタチ科
体 長 40cm〜65cm
体 重 3kg〜6kg
食 性 主に魚やカニ・ザリガニなどの甲殻類、 カエルなどの両生類
生息地 主に河川や湖の付近

コツメカワウソはカワウソ類の中ではもっとも体が小さいが、手足の爪が小さいことからコツメカワウソと呼ばれている。インド南部・東部からネパール、ブータン、バングラデシュ北部、ミャンマー北部からインドシナ半島、中国南部やフィリピン、マレー半島、インドネシアのスマトラ島・ボルネオ島などに広く分布している。河川や湖の周辺、沼地や湿地帯などのほか、沿岸部などにも生息していて、半ば水生生活をしている。密猟や密輸が横行して、野生のカワウソが絶滅の危機に瀕している。

動物種 クロエリセイタカシギ
和 名 クロエリセイタカシギ
英 名 Black-necked Stilt
学 名 Himantopus mexicanus
分 類 チドリ目 セイタカシギ科
体 長 約35cm
体 重 約170g
食 性 水生昆虫、甲殻類、小魚
生息地 浅い湿地

池や湖、川、海岸、などで生活している。群れで行動し、いろんな場所を飛び回っている。昼間に行動し、夜はねぐらで休む。繁殖期には盛んに鳴き、浅い池や干潟のある河口近くの川岸に、草や小石などを集めて簡単な巣を作る。2〜5個の卵を産み、子育ては群れの仲間で協力して行う。

動物種 ワオキツネザル
和 名 ワオキツネザル
英 名 Ring-tailed lemur
学 名 Lemur catta
分 類 霊長目 キツネザル科
体 長 35cm〜45cm/尾長55cm〜65cm
体 重 2.3kg〜3.5kg
食 性 果実や木の葉、花などの植物や昆虫
生息地 樹木の少ない乾燥した岩地など

マダガスカル島とその周辺の島にしか分布していない固有種。尾は体長よりも長く、名前の由来でもある尾の黒と白の輪の模様が特徴。群れで暮らし、社会性が強い生活をおくり、群れの中での雌の方が雄より優位な母系集団。昼行性で樹上生活をしているが、地上に降りて移動することも多い。代謝が低く、気温が低いときには日光浴をして体を温める。前足の手首には臭いを出す特殊な分泌腺があり、この分泌液を樹木のほか、尾などにこすり付ける習性がある。これは、この尾を再び木の枝などにこすり付けてマーキングし、縄張りを示すためであると考えられている。

動物種 ヨーロッパフラミンゴ
和 名 ヨーロッパフラミンゴ
英 名 European greater flamingo
学 名 Phoenicopterus ruber roseus
分 類 フラミンゴ目 フラミンゴ科
体 長 約110cm
体 重 2.5kg〜3.5kg
食 性 藻類、甲殻類
生息地 塩湖や干潟

ピンク色の体は、エビや藻類に多く含まれるカロチンなどの色素を体内に取り込むため。水の中にいることが多いので羽毛に覆われていない足を外気や水から守り、少しでも体温を逃がさないように片足で立っている。塩湖やアルカリ性の湖といった特殊な環境に適しており、数千羽から百万羽程度の巨大な群れを形成する。くちばしは、「へ」の字をしており、水中のラン藻類や小動物をこしとって食べる。

動物種 オニオオハシ
和 名 オニオオハシ
英 名 Toco Toucan
学 名 Ramphastos toco
分 類 キツツキ目 オオハシ科
体 長 55cm〜65cm
体 重 500g〜900g
食 性 果実や木の実、他には昆虫、小型の爬虫類、他の鳥の卵
生息地 アマゾン川流域の熱帯雨林

見た目が綺麗なことから別名「アマゾンの宝石」と呼ばれる。約20cmあるクチバシは見た目よりも軽い。大きなクチバシは体重の20分の1くらいの重さしかないのでバランスを崩したり、飛ぶのにも支障はない。体長の30〜50%程の割合をクチバシが占めている。クチバシが体長を占める割合では鳥類の中で最大。大きなクチバシは内部がハチの巣状のハニカム構造になっており「ラジエーター」としての役割があると言われている。クチバシに血液を送り、その血液を冷まして再び体内に戻す事で体温調節をしているといわれる。

動物種 コブハクチョウ
和 名 コブハクチョウ
英 名 Mute Swan
学 名 Cygnus olor
分 類 カモ目 カモ科
体 長 140cm〜158cm
体 重 9kg〜12kg
食 性 水生植物のほか、水生昆虫、魚、カエルなど
生息地 湖や沼、河川など

大型の水鳥で、全身は白色。足は黒い。嘴は扁平していてオレンジ色をしているが、嘴の上部の付け根に特徴的な黒色の裸出した突起物がある。雌雄同色をしているが、雌の体は少し小さく、幼鳥は灰褐色をしている。コブハクチョウはデンマークの国鳥でもあり、ヨーロッパの中部や北部、シベリアの中緯度などで繁殖し、冬は南へ渡っていくものもある。

動物種 クビワコガモ
和 名 クビワコガモ
英 名 Ringed Teal
学 名 Callonetta leucophrys
分 類 カモ目 カモ科
体 長 約30cm
体 重 約200g
食 性 水草、種子、昆虫
生息地 熱帯雨林

オスの首に首輪のような模様があるのが特徴。世界でも最小級のカモといわれている。先の尖った爪を持っているため木の枝に止まることができる。

動物種 サンジャク
和 名 サンジャク
英 名 Blue Magpie
学 名 Urocissa erythrorhyncha
分 類 スズメ目 カラス科
体 長 全長70cm
体 重 約200g
食 性 雑食性で昆虫やカタツムリ等の小動物、果実、 他種の鳥の卵や雛など
生息地 標高2100mまでの山地の森林地帯

全長70cmほどになるが、その大半は弾力のある長い尾羽で占められている。頭部は黒、体の上部と翼は金属光沢のある青、腹部と下尾筒は白い羽毛で包まれ、頭頂部に特徴的な白い斑紋がある。嘴と足は鮮やかな赤色をしている。高い木の枝に枯葉や小枝などを集めてカップ型の巣を作り、産卵・育雛する。

動物種 ミゾゴイ
和 名 ミゾゴイ
英 名 Japanese night-heron
学 名 Gorsachius goisagi
分 類 ペリカン目 サギ科
体 長 約50cm
体 重 約500g
食 性 昆虫、魚、甲殻類
生息地 平地から低山帯の広葉樹林

生息数は世界で推定1000羽以下で絶滅危惧種に指定されている。繁殖地がほぼ日本であり、繁殖数も里山の減少とともに急速に減っている。夏鳥として本州、九州、四国、伊豆諸島へ渡来する。冬期は、主にフィリピンに渡るほか、台湾や南日本でも越冬する。繁殖期には、雨や曇りの日の日暮れから数時間と夜明け前の数時間、ウシガエルのような「ボォーッ、ボォーッ」という声で鳴く。 コロニーは形成せず単独で繁殖する。巣は丘陵地の小さな沢筋の奥まった場所などにつくられ、クヌギなど地上から数mの高さに小枝を使って粗雑な巣をつくる。

動物種 ヒロハシサギ
和 名 ヒロハシサギ
英 名 Boat-billed heron
学 名 Cochlearius cochlearius
分 類 ペリカン目 サギ科
体 長 45cm〜51cm
体 重 600g〜700g
食 性 昆虫、魚、甲殻類
生息地 熱帯雨林やマングローブ林の水辺

習性は夜行性で、昼間は休み、夕方出て、湿地や水辺で餌を探す。一見ゴイサギに似ているが、幅の広いクチバシが特徴。顔は灰色がかった白色で、頭頂部は黒色、後頭部には黒く長い冠羽があり、背中まで伸びている。体の上面は青みがかった灰色で、胸や腹部は淡い褐色。クチバシは黒色で脚は灰色。つがいか小さなコロニーを形成して繁殖し、2〜4個の卵を産む。抱卵期間は25〜35日で、オスメスともに抱卵する。

動物種 ケープペンギン
和 名 ケープペンギン
英 名 African Penguin
学 名 Spheniscus demersus
分 類 ペンギン目 ペンギン科
体 長 約70cm
体 重 約3kg
食 性 魚類
生息地 アフリカ南部の大西洋沿岸

アフリカ大陸で繁殖する唯一のペンギン。名前の由来は南アフリカのケープタウンから付けられ、別名アフリカペンギンとも呼ばれる。ペンギン類では中型であり、目の先とまわりにピンク色の裸域がある。熱い時は、熱が籠るが、足や嘴、目の周りの羽が生えていない所から、熱を放出するため嘴の周辺は羽が生えていない。トンネルを掘ったり地表面に巣を作るほか、海水浴場や民家の庭、海岸に近い林に小枝を用いて巣を設ける。人の文明に最も近い暮らしをしている。そのため、人の生活の影響を受けやすく石油施設やタンカーからのオイル漏れや餌の不足などで数が減少。

動物種 ゴマフアザラシ
和 名 ゴマフアザラシ
英 名 Largha Seal
学 名 Phoca largha
分 類 鰭脚目 アザラシ科
体 長 約170cm
体 重 約80kg〜120kg
食 性 魚類
生息地 ベーリング海、オホーツク海を中心に太平洋、 日本海など

夫一妻で4月に交尾、約1年後の3月〜4月の流氷上で一子を出産する。授乳期間は2〜3週間で、新生児は、白色の産毛に包まれて生まれ、流氷上では、保護色となる。個体数は全体で40万頭、うちオホーツク海に20万頭が分布するといわれている。冬から春にかけては流氷とともに移動・回遊するアザラシであるため、冬のオホーツク海沿岸でよく見られる。流氷上で育児を行う。

動物種 ジェンツーペンギン
和 名 ジェンツーペンギン
英 名 Gentoo Penguin
学 名 Pygoscelts papua
分 類 ペンギン目 ペンギン科
体 長 70cm〜90cm
体 重 5kg〜7kg
食 性 南極オキアミ、魚類
生息地 南極周辺の海域、南極半島

全18種類いるペンギンの中で3番目に大きな種類。頭にはヘアーバンドをしているような模様があり尾羽がとっても長い、鮮やかな黄色の嘴と足が黄色いのが特徴。足が黄色いのはジェンツーペンギンだけ。泳ぐ速さはペンギン界最速。繁殖期は氷のない地面で、小石で巣を作り、オスは小石を見つけるとメスにプレゼントする姿も見る。天敵から逃げる為、荒野を全力疾走する姿もみられる。泳ぎも走りも得意な、高い運動能力でペンギン界のアスリート。

動物種 ニシツノメドリ
和 名 ニシツノメドリ
英 名 Atlantic Puffin
学 名 Fratercula Arctica
分 類 チドリ目 ウミスズメ科
体 長 約25cm〜35cm
体 重 300g〜500g
食 性 小魚(ニシン、イカナゴなど)
生息地 大西洋北部(ヨーロッパ北部、アイスランド、 北アメリカ北東部など)

パフィンとも呼ばれる海鳥。ニシツノメドリ、ツノメドリ、エトピリカの3種の総称をパフィンと呼ぶ。ペンギンとは全く異なり飛ぶことができて北半球にしか生息していない。色鮮やかな嘴を持つことから『海のオウム』や顔の派手さから『海のピエロ』などと呼ばれている。ニシツノメドリは、西洋に住む、目が角のような形をしていることに由来。冬は海上で過ごし、暖かくなると沿岸部の崖に営巣して暮らす。日本では、現在那須どうぶつ王国でしか飼育していない。平均寿命は18〜20年ほど。野生では、魚の乱獲と気候変動で餌量が減るなど、絶滅危惧種Ⅱ類に分類されている。

動物種 フンボルトペンギン
和 名 フンボルトペンギン
英 名 Humboldt Penguin
学 名 Spheniscus humboldti
分 類 ペンギン目 ペンギン科
体 長 約66cm〜72cm
体 重 約3kg〜4kg
食 性 魚類
生息地 南アメリカ西部

世界で18種類いるペンギンの中で寒い南極周辺地域は7種類、残りの11種類は他の南半球で暮しています。フンボルトペンギンは、ペルーとチリの沿岸をフンボルト海流に沿って南北に分布している温帯ペンギン。トンネルを掘り巣にしているほか、海岸の洞窟や丸石の間などを利用するが、時には地表面にも巣を作る時もある。 世界中の水族館で一番多く飼育されているが、現地では異常気象や繁殖地の破壊や魚の乱獲で絶滅の危機にある種類。ワシントン条約付属1に指定されているため、取引が厳しく制限されている。

動物種 ミナミアメリカオットセイ
和 名 ミナミアメリカオットセイ
英 名 South American fur seal
学 名 Castor canadensis
分 類 鰭脚(アザラシ)目アシカ科
体 長 190cm
体 重 約150㎏ ♀約50kg
食 性 魚類
生息地 南米の大西洋側

体は流線型で泳ぐのに適している。体のつくりはイヌのなかまによく似た点がある。泳ぎながら魚やイカなどを食べ、休むときや子を産むときは陸にあがる。足はヒレだが、歩くのは上手。オットセイと名前のつくアシカの仲間は、北半球に1種、南半球に8種いる。オットセイの英名は「ファー・シール」これは毛皮のアザラシという意味である。

動物種 スナネコ
和 名 スナネコ
英 名 Sand cat
学 名 Felis margarita
分 類 食肉目 ネコ科
体 長 39cm〜57cm
体 重 1.5kg〜3.2kg
食 性 小型哺乳類、爬虫類、昆虫など
生息地 アフリカ北部、西アジア、中央アジアの砂漠

岩砂漠や砂漠に生息し、金色の体毛は環境に溶け込む保護色となる。高温になる砂から足裏を守るため肉球は長い毛で覆われている。気温が下がる時間帯に活動するため主に夜行性だが、気温が比較的低い地域では日中に活動する個体群もいる。極度に乾燥した環境で生きる為、狩りをした獲物科効率よく水分を得られるようになっている。

動物種 ライチョウ
和 名 ライチョウ
英 名 Rock Ptarmigan
学 名 Lagopus muta japonica
分 類 キジ目 キジ科
体 長 35cm〜38cm
体 重 400g〜600g
食 性 高山植物の葉、花、種子、昆虫など
生息地 北アルプス、南アルプス、頚城山塊など

本州中部の標高2,200〜2,400m以上の高山帯(ハイマツ林帯や岩石帯)に生息する。国の特別天然記念物であり、絶滅危惧ⅠB類に分類されている。1年に3回換羽し、夏羽は白・黒・茶の斑模様で、冬羽は尾を除き全身白色となる。6月初旬から中旬にかけて6〜22〜8卵を産卵し、ヒナは21〜22日で孵化する。

動物種 ツシマヤマネコ
和 名 ツシマヤマネコ
英 名 Tsushima leopard cat
学 名 Prionailurus bengalensis euptilurus
分 類 食肉目 ネコ科
体 長 70cm〜80cm
体 重 3kg〜5kg
食 性 小型哺乳類や鳥類、両生類、昆虫など
生息地 長崎県 対馬

長崎県対馬にのみ生息する野生のネコ科動物で、アムールヤマネコの地域個体群である。国の天然記念物に指定されており、また絶滅危惧ⅠA類に分類されている。生息数は現在約100頭ほどとされており、その原因は生息地の減少、交通事故、イエネコからの感染症など様々な要因が上げられる。活動時間は日の出、日の入りの前後数時間でこの特性を薄明薄暮性という。

動物種 スバールバルライチョウ
和 名 スバールバルライチョウ
英 名 Svalbard Rock Ptarmigan
学 名 Lagopus muta hyperborea
分 類 キジ目 キジ科
体 長 35cm〜40cm
体 重 450g〜800g
食 性 高山植物、木の新芽など
生息地 スバールバル諸島(ノルウェー)など

23亜種いるライチョウの中で最も北方の生息する最も大きな種類。ライチョウはその生息環境から森林性・林縁性・草原性・ツンドラ性に分けられるが、スバールバルライチョウはツンドラ性(年間を通して寒冷で背の高い樹木が育たない環境に生息)である。冬は尾羽を除き全身白色、夏は茶褐色に換羽し、環境に溶け込む保護色となる。

動物種 アムールヤマネコ
和 名 アムールヤマネコ
英 名 Leopard cat
学 名 Prionailurus bengalensis euptilurus
分 類 食肉目 ネコ科
体 長 45cm〜80cm
体 重 3kg〜7kg
食 性 小型哺乳類、鳥類、昆虫など
生息地 中国東北部からシベリア東南部、朝鮮半島

ベンガルヤマネコのうち最も北に生息する亜種。アムール川を中心に山地や森林、低地まで様々な環境に生息する。身体能力が高く、木登りや泳ぎも得意。長い尻尾は木の上でバランスをとったり、水の中で舵をとるのに非常に便利。

動物種 ミーアキャット
和 名 ミーアキャット
英 名 Meerkat
学 名 Suricata suricatta
分 類 食肉目 マングース科
体 長 25cm〜35cm
体 重 700g〜1kg
食 性 雑食性(植物、昆虫、トカゲ、ヘビなど)
生息地 ナミビア、南アフリカなどのアフリカ大陸南部の サバンナ地帯

昼行性で日中に活動をする。社会性が強く、最大で40頭以上の群れを作り、地下に巣穴を掘って生活する。群れの中には1組の優位なペアがいて、基本的にはほかのメンバーがこのペアのヘルパーとして授乳や子守りを行う。

動物種 ニホンリス
和 名 ニホンリス
英 名 Japanese Squirrel
学 名 Sciurus lis
分 類 齧歯目 リス科
体 長 16cm〜22cm程度/尾長13cm〜17cm程度
体 重 約250g〜350g
食 性 雑食性(植物の芽や花、種子、昆虫、鳥の卵など)
生息地 本州・四国・九州

別名、ホンドリス。平地から亜高山帯の森林地帯に生息し、主に樹上で生活しており、昼行性で朝・夕に活動している。中国地方や九州地方では「絶滅のおそれのある地域個体群(LP)」に指定されており、その原因として森林破壊による生息地の減少や、タイワンリスの移入による交雑、交通事故などが挙げられている。

動物種 カピバラ
和 名 カピバラ
英 名 Capybara
学 名 Hydrochoeris hydrochaeris
分 類 齧歯目 テンジクネズミ科
体 長 100cm〜130cm
体 重 40kg〜60kg
食 性 水中の草、木の葉、樹皮など
生息地 南アメリカ東部、アマゾン川流域

齧歯目の中で最大種。水辺に生息しており、泳ぎが得意。捕食動物から身を隠すために水中に5分以上潜ることができる。交尾や排せつも水中で行う。オス1頭とメス数頭、その子供たちで10〜20頭の群れを形成する。

動物種 マーラ
和 名 マーラ
英 名 Patagonian Mara
学 名 Dolichotis patagonum
分 類 齧歯目 テンジクネズミ科
体 長 60cm〜90cm
体 重 7kg〜9kg
食 性 丈の短いイネ科の植物など
生息地 南アメリカ南部

南アメリカの「パンピ」と呼ばれる草原に生息し、飛び跳ねるように走る。最高時速45kmにもなる。一夫一妻だが、繁殖期には大きな集団を作り、それぞれの子供たちを共通の巣穴で育てる。オスとメスのペアは一生解消されることはない。昼間に活動し、日光浴を好む。

動物種 ニホンカモシカ
和 名 ニホンカモシカ
英 名 Japanese Serow
学 名 Capricornis crispus
分 類 偶蹄目 ウシ科
体 長 1m〜1.2m
体 重 30kg〜45kg
食 性 木本類の枝、葉、草本類
生息地 日本の本州、四国、九州

落葉広葉樹の林のある低山地から亜高山帯に生息している。定住性の動物で、縄張りをもった生活をしている。縄張りは眼下線や蹄間線から出す粘液を木の幹や岩などにこすり付けて主張される。雌雄ともに15cm程度の2本の角を持ち、この角は一生伸び続ける。主に朝夕に活発に活動し、日中は洞窟や岩陰などで休んでいることが多い。日本固有種であり国の特別天然記念物。また、四国産の個体群は本州産に比べ小柄で、体が茶色、角が短いといった特徴があり、「絶滅のおそれのある地域個体群」に分類されている。

動物種 レッサーパンダ
和 名 レッサーパンダ
英 名 Red panda
学 名 Ailurus fulgens
分 類 哺乳網 食肉目 レッサーパンダ科
体 長 50cm〜63cm
体 重 5kg〜8kg
食 性 竹、果実、昆虫など
生息地 中国南部からヒマラヤにかけての山地

標高の高い森林や竹林に生息する。鋭い爪をもち、木登りを得意とする。親指の付け根あたりに「種子骨」と呼ばれる骨の突起を持つため、物を握って食べることができる。

動物種 ビントロング
和 名 ビントロング
英 名 Binturong
学 名 Arctictis binturong
分 類 哺乳網 食肉目 ジャコウネコ科
体 長 80cm〜100cm
体 重 10kg〜20kg
食 性 果実や昆虫、小動物など
生息地 インド北部、東南アジアなど

森林に生息し、主に樹上で生活をする。おもに昼間は寝ていて、夕方から夜にかけて活動する。太く長い尾を木に巻き付け、体を支えることができる。ポップコーンのような独特な匂いがする。ジャコウネコ科の中では最も大きい種である。

動物種 ユーラシアカワウソ
和 名 ユーラシアカワウソ
英 名 Eurasian Otter
学 名 Lutra lutra
分 類 食肉目 イタチ科
体 長 65cm〜82cm
体 重 4kg〜11kg
食 性 魚、甲殻類、カエル
生息地 川や湖の淡水域や条件のあう海水域

川辺に生息する動物で、手足の指の間には水かきがあり身体が平べったい形をしているので水の抵抗を受けにくく泳ぎに適した体をしている。単独から数頭の群れで生活をしており、夜行性で日中は岩穴に隠れて休んでいることが多い。かつて良質な毛皮を狙った狩猟によって生息数が激減し、近年でも川の汚染や護岸工事などの環境破壊によって生息数が減少している。

動物種 マヌルネコ
和 名 マヌルネコ
英 名 Pallas’s cat
学 名 Otocolobus manul
分 類 食肉目 ネコ科
体 長 45cm〜55cm
体 重 3.5kg〜6kg
食 性 おもにげっ歯目などの小動物
生息地 シベリア南部から中央アジアの半砂漠地帯

砂漠地帯や植物が少ない岩場に生息し、特徴的な厚い毛は厳しい寒さに適している。岩陰から獲物や敵の様子を伺うため、目が高い位置についている。また、瞳の瞳孔が丸いままで収縮する。おもに単独で行動し広い範囲の縄張りを持つ。「マヌル」はモンゴル語で「小さいヤマネコ」という意味。

動物種 アムールトラ
和 名 アムールトラ
英 名 Amur Tiger
学 名 Panthera tigris altaica
分 類 哺乳網 食肉目 ネコ科
体 長 2.5m〜3m
体 重 100㎏〜300㎏
食 性 シカ・イノシシなどの中・大型哺乳類
生息地 中国東北部・ロシア沿海州のアムール川流域

ネコ科最大種で3mを超えるものもいる。寒い地域に生息するため体毛は多い。基本単独で生活しシカやイノシシを狩り、食べる。ネコ科の中でも泳ぎが得意で体温調節をするために水に入ることもある。生息環境の悪化や密猟により野生下での頭数が減少している。